マタニティフォトを撮影される方が増えていますね。
ザ・マタニティという衣装を着て、ポーズをとった写真も美しくて素敵だと思うのですが、、、。
いつもどおりの生活に寄り添ったマタニティ姿。
やっぱり自然で良いもんだよなぁと思ったマタニティロケのレポート、はじまりはじまり。
以前のブログでは、フラダンスの衣装という個性的なマタニティフォトのご紹介をしました。
今回は、日常と隣合わせのシーンでの優しいマタニティフォトをご覧いただきます。
冬のある日のこと。
公園でのマタニティフォト撮影が始まりました。
桜にはまだちょっと早い季節。
公園に入ると、辺りに響き渡る子どもたちの元気な声とはうらはらに
植物たちは休息の季節、シーンと静かな印象の景色が広がっていました。
ほんのりポカポカの陽だまりには、シートの上でゴロゴロする人たち。
大きな木の幹の影では、上手にかくれんぼする家族。
お父さんと追っかけっこする小さな男の子は、キャーキャーと大きな声で楽しそう。
思い思いの時間を過ごす人々を横目に、パシャリパシャリと撮影をしながら公園を散策。
大きなお腹の妊婦さんなので、ゆっくりと時間をかけてお散歩です。
そして望遠レンズをのぞいていると、、、。
それまでの控えめな色合いだった景色の中にポワッとピンクの可愛らしい何かがぼやけて見えました。
よしっ!
あのピンクの何やらをバックに撮影しよう!
芝生にブランケットを敷いてピクニックに来たみたい。
ピンクの隣には白い何かもぼやけています。
よしっ!
もっと近づいてみよう!
ピンクと白の正体、それは、紅白の梅の花でした。
柔らかな色合いがご夫婦とお腹の中の赤ちゃんを優しく包み込みます。
撮影の締めくくりは、幸せピンクを背景に満面の笑みの妊婦さん。
早く会いたいね、赤ちゃん。
産まれる頃、今度は桜の花が景色をピンク色に染めていることでしょう。
いつかまた、この場所で家族3人の姿を見られますように、、、
そう願いながら撮影が終了となりました。
何気ない空間が、忘れられない場所・生活に欠かすことができない場所となる。
みなさんには、そんな特別な場所がありますか?
若松写真館 / 松原綾子
コメントを残す