サイトアイコン 日々の暮らしに寄り添う写真を。出張撮影の若松写真館。

介護施設とcocoloの取り組み

高齢化先進国と言われる日本。
総務省の統計によると高齢化率は、27.3%にもなります。
そのような現代日本では、老人介護サービスがますます重要なものになっていくと考えられています。

私たち家族にも高齢の祖母がおりまして、長い期間介護サービスのお世話になっています。
デイサービスの利用に始まり老健への入居、そして特養へ移り現在に至っています。
ここ2年ほどは、祖母が入所している施設に毎週通い、介護サービスの現場を見て来たことで
介護が多くの高齢者とその家族にとってとてもありがたく、大切な仕事であると実感しています。

年をとることは誰もが避けて通れないことです。
避けられないことであるからこそ、そこには喜びや楽しみがあることが大切です。
それらは一瞬で消え去るものではなく、いつまでも心に寄り添うものであると幸せなことだと思います。
また、高齢者にとって大切なこととして、周囲とのコミュニケーションが挙げられると考えます。
祖母が入所する施設でも、ポツンと淋しげな方に、ご挨拶をするだけで笑顔を見せてくれる方がいます。
「こんにちは!」ただひと声を掛けるだけの些細な行動かもしれません。
ですが、そんなことですら普段とは違う特別な体験となり、喜びとなりうるのです。
コミュニケーションの重要性を感じたエピソードです。

そんな高齢者の笑顔のために、若松写真館も写真を手段として何かできないだろうか?
高齢者の方の思い出作りに、日常が輝くような楽しみとなるよう写真が役に立たないだろうか?
そのように考えていた所、介護サービス施設を運営されている会社様から
webサイトに使用する写真の撮影依頼がありました。

桐生市で介護サービス施設を運営されている有限会社COCO-LO。
デイサービス・リハビリジム・ネイルサロンなども運営されています。
とてもアットホームな会社で、社長の雅樂川 陽子さんご自身は理学療法士であり
自らの介護体験を機に介護サービスを始められました。
サービス内容はもちろん、職員の方と高齢者の関係もよい感じで
みなさんとても楽しそうに通所されているのがとても印象的でした。
撮影の際にも、普段のコミュニケーションが円滑に行われているのが伝わるとても楽しい撮影になりました。

二日間の撮影中、立会いをしていただいた職員の方は「とても働きやすい職場である」と
何度も繰り返し話していました。
具体的には、、、
・残業なし。
・子供がいる職員への無料託児所の完備。
・資格を取りたい職員へのバックアップ。
サービスを受ける利用者だけでなく、サービスを提供するスタッフも、人として幸せな人生を送ることが目指されている会社であると感じました。
良質な職場環境が、良質なサービスを生み出すという好循環がそこにはありました。

 

こうのような笑顔溢れる会社が増えていけば、高齢化社会も悲観するものではなくなる。
年をとることを人生の一つのステップとして積極的に楽しめる高齢者が増えていくのだと思いました。

このような素晴らしい取り組みの撮影をさせて頂き、とても勉強になりました。

若松写真館:若林・松原

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